今年読んだ本

 今年読んだ本のなかから、心に残ったものを拾ってみた。●印がベストテン、◎印が次点、といったところ。


中井久夫『私の日本語雑記』(岩波書店:2010.5.28)
佐々木健一『日本的感性──触覚とずらしの構造』(中公新書:2010.9.25)
内田樹レヴィナスと愛の現象学』(文春文庫:2011.9.10/)
吉本隆明『初期歌謡論』(ちくま学芸文庫:1994.6.7)
安藤礼二『場所と産霊 近代日本思想史』(講談社:2010.7.29)
丸谷才一『樹液そして果実』(集英社:2011.7.10)
絲山秋子『ばかもの』(新潮文庫:2010.10.1/2008.9)
川上未映子『すべて真夜中の恋人たち』(講談社:2011.10.12)
盛田隆二『ささやかな永遠のはじまり』(角川文庫:2011.1.25/2007.10)
●杉田圭『超訳百人一首 うた恋い。2』(メディアファクトリー:2011.4.29)


前田英樹『言葉と在るものの声』(青土社:2007.4.20)再読
◎ツベタナ・クリステワ『心づくしの日本語──和歌でよむ古代の思想』(ちくま書房:2011.10.10)
山折哲雄『愛欲の精神史3 王朝のエロス』(角川ソフィア文庫:2010.3.25)
佐々木中『定本 野戦と永遠──フーコーラカンルジャンドル』上下(河出文庫:2011.6.20/2008)
◎小田切徳美『農山村再生──「限界集落」問題を超えて』(岩波ブックレット:2009.10.6)
村上春樹1Q84 BOOK3〈10月─12月〉』(新潮社:2010.4.16)
川端康成『みずうみ』(新潮文庫:1960)
吉行淳之介『夕暮まで』(新潮文庫:1982.5.25/1978)