2005-11-17から1日間の記事一覧

『うつし 臨床の詩学』と『仮面の解釈学』

森岡正芳『うつし 臨床の詩学』読了。後味のいい本だった。 透きとほった静謐感。しんしんと降り積もった透明な雪片が、まるで無数の倍音をはらんだ音の粒子のように、自らの抽象的な重みと戯れている清涼な沈黙のざわめき(なんのことだか)。 読み終えたの…