2006-02-06から1日間の記事一覧

『物質と記憶』(第22回・補遺の1)

小林秀雄は『感想』で次のように書いている。 《私は、ベルグソンの著作に、文学書に接するのと同じ態度で接して来た。作者の観察眼の下で、哲学という通念が見る見る崩壊して行く有様に、一種の快感なぞ感じたりして、自分の読み方は十分に文学的であると思…