2006-11-08から1日間の記事一覧

デカルト的二元論(1)──ある形而上学的探偵物語

11月3日に書いたことの続き。 「これは誰のわたしなのか。」加藤幹郎氏のこの言葉は、それが使われた前後の文脈を抜きに単独でとりだしてみると、ずいぶん「使い勝手」がいいものになる。 デカルト『省察』の二日目にでてくる「私は在る、私は存在する」…