2008-03-10から1日間の記事一覧

桜と水の音──「空白」という形で存在する神

橋本治さんは、『小林秀雄の恵み』の第八章「日本人の神」で、とんでもないことを言い始める。 そこには、小林秀雄にとっての「学問する知性」とは、「テキストの中に″音″を聞き出す感性」を備えることであると書かれている。それはまた、「物のあはれ」のこ…