2008-03-12から1日間の記事一覧

物のあはれを知らなければ「考える」などということは始まらない

『小林秀雄の恵み』を書くことで、橋本治さんは、結局のところ、何が言いたかったのか。 終章「海の見える墓」で、橋本治さんは、「小林秀雄を必要としていた日本人とは、なにものだったのだろう」と問い、「小林秀雄の思想は、一言で言ってしまえば、「読む…