離文症

「カルチャー・レビュー」に連載している「マルジナリア」の原稿を書かないといけない。
とりあえず木村敏の『関係としての自己』を素材にリアルとポッシブル(またはイマジナリー)、アクチュアルとヴァーチュアルの二つの軸に即した文章を書こうと思っている。
図書館に寄って木村敏の「リアリティとアクチュアリティ 離人症再論」が掲載された『講座|生命』の第2巻と斎藤慶典の「批判」が掲載された第5巻を借りてきた。
活字が定着しない(離人症ならぬ「離文症」に陥った)頭でまとまったものが書けるかどうかとても不安。
結局、何も読まず書かないままレンタルショップで借りてきた『レディ・ジョーカー』を観て一日が終わった。
これは駄作ではないか。
なぜ駄作だと思ったかをちゃんと書いておきたいと思うけれど、書けない。
沢木耕太郎『シネマと書店とスタジアム』のシネマ評がとても面白い。
あんな感じで書けたらと思う。