Web評論誌『コーラ』31号のご案内
■■■Web評論誌『コーラ』31号のご案内(転載歓迎)■■■
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●連載:哥とクオリア/ペルソナと哥●
第41章 和歌三態の説、定家編─イマジナル・象・フィールド
中原紀生
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■モネを超える試み、言葉のかたちをとる想念、レミニッサンス
前章の末尾、筆が走って思わず書きつけた「生きる歓び」の語に触発され
て、定家の歌の世界における「歓び」に関連する話題を二つとりあげ、定家を
めぐる予備的考察をしめくくりたいと思います。一つは、プルーストの無意志
的想起と定家の本歌取りに共通する、認識と言語にかかわる「特別な歓び」や
「力強い歓び」について。二つ目の話題は、世阿弥を典型とする日本の中世美
論における「感」、すなわち「かたち」を通じて「もの」の「いのち」にふれ
た時に得られる「深遠な歓喜」をめぐって。 (以下、Webに続く)
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●連載〈心霊現象の解釈学〉第9回●
よく似た物語は同じ物語か
─―怪談の発生と伝播について
広坂朋信
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/sinrei-9.html
前回(連載第八回、本誌26号)、「怪談の解釈学の目指すものは、体験を語
る物語の類型が語られた体験に与える影響を、民話学などを参考にしながら中
和し、「よくある話」「よく似た物語」から体験の異様さを救出することにあ
る」と大見得を切った。大見得を切るところまではよかったが、そこからが難
所である。私自身、それではどうしたら体験の異様さを取り出せるのか、正直
言って考えあぐねている。ここからは手探りで考えることになるので、多少の
論理の飛躍はこれまで以上にご容赦願いたい。(以下、Webに続く)
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●連載「新・玩物草紙」●
夢の話/車中のひとは
寺田 操
http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/singanbutusousi-35.html
明け方よく夢をみる。たいていは断片しか覚えていないが、ときに「物語」
を紡ぐように鮮明に覚えている。脳内に映像化されている箇所を書きだそうと
するが、うまく表出できなくてもどかしい。ひとつひとつの場面は鮮明に思い
出せるが、言語化には距離ができる。(以下、Webに続く)