『PLAYBOY』日本版創刊30周年記念号

雑誌を買いだしたらとまらなくなる。
『PLAYBOY』日本版創刊30周年記念号を買った。
この月刊誌は昔から好きだった。
表紙のデザインから誌面構成、特集、コラム、連載、写真、イラスト、文章、広告まで、何をとってもクオリティが高くて確かなセンスを感じた。
開高健の「オーパ」や藤原新也の「全東洋街道」の連載がこれほど似つかわしい雑誌は他になかった。
隅々まで読み眺めることはなくても、この雑誌を買うことは祝祭的にゴージャスな消費行動で、それ自体が一つのストレス解消策にさえなった。
大袈裟にいうと、それだけの存在感のある雑誌だった。
創刊号のミニチュア復刻版が付録についている。
柴田錬三郎がゴルフを語り、吉行淳之介短編を寄稿している。
ノーマン・メイラーのノンフィクションを生島治郎が翻訳し、平塚八兵衛がインタビューに応じている。
次号は開高健特集。続いて購入することになりそう。