『アースダイバー』ほか

ひさしぶりの東京行。
数年前ならば往復の車中で単行本2冊は読み上げる格好の読書タイムだったのに、最近では東京出張が頻繁になったのとひかりからのぞみになって所用時間が片道3時間を切ったこともあって、あまり活用できていない。
平均的にいうと熟読で1時間30頁、普通で1時間60頁、少し早めに読んで1時間90頁。
だからその気でのぞめば3時間で単行本1冊はなんとか読み切ることができた。
この頃は意欲が高まってもたちまち弛緩し居眠りしてしまう。
早くたくさん読むよりも、かぎられた本をじっくりと眺めながら脳髄と躰の芯に言葉と観念と概念とイメージを染みこませながら読むことに愉悦を覚えるようになったからだといいたいところだが、要は体力の問題かもしれない。
今回は『神々の沈黙』は重たいので断念して『モデルニテ・バロック』と『関係としての自己』の二冊を持っていって、往路で『関係としての自己』を三分の一ほど熟読し、復路で有楽町の三省堂で買った中沢新一『アースダイバー』を少し読み、八重洲地下街の本屋で買ったフランス書院文庫の新刊、弓月誠『年上三姉妹 素敵な隣人たち』を読了。
ついでに深夜帰宅して『女薫の旅 禁の園へ』読了。