『アースダイバー』ほか

昨日、一昨日と仕事と私用を兼ねて東京へ一泊二日で夫婦で出かけた。
六本木ヒルズを漫然と見物して、息子と息子のガールフレンドを品川に招いて評判の(といってもガイドブックに紹介されていたのを見ただけ)牡蠣料理を一緒に食べてホテルに帰り、翌朝申し訳程度の仕事をこなしてから国立博物館へ「ベルリンの至宝展」を見にいったら休館で、夕方の便で早々に神戸に帰って早めに寝た。
(「ベルリンの至宝展」はこのあと神戸の博物館に来ることになっている。)
鞄には仕事関係のわずかの書類と三冊の読みかけの本。
中沢新一さんの『アースダイバー』は東京のガイドブックとして読み切るつもりが渋谷・明治神宮から東京タワーまで「水と蛇と女のエロチシズム」と「死の視線」に彩られた土地とモニュメントの話題までしか目を通すことができず、坂部恵さんの『モデルニテ・バロック』と鹿島茂さんの『オール・アバウト・セックス』はほんの少ししか読めなかった。