『中世の文學』その他

神戸中央図書館で唐木順三『中世の文學』(筑摩叢書)を見つけた。
「中世文學の展開」のすき(美的感性的段階)・すさび(形而上的段階)・さび(宗教的段階?)の弁証法的構造の説は面白い。
あわせて塚本邦雄新古今集新論──二十一世紀に生きる詩歌』と安藤礼二『神々の闘争──折口信夫論』と大澤真幸『思想のケミストリー』(「まれびと考──折口信夫死者の書』から」が収録されている)を借りた。
上崎書店ほかメトロ神戸の古書店街、三宮センター街のあかつき書房と後藤書店で本探し。
あかつき書房の岩波文庫のコーナーで久松潜一編『中世歌論集』(八百円)をみつけたが、あまりの汚さと註の少なさに後込みしてパス。
伊地知鐵男編『連歌論集』が上下揃いで千五百円、かなり美麗だったがこれもパス。
坂本龍一の『/05』と『風の旅人』16号(2005年10月1日)を買った。