最近の読書事情

ブログを書かなくなって一月が過ぎた。
湿気がひどくて暑くてなにも書く気がしないし、そもそもろくに本を読んでいないものだから、書く材料がない。
この間に買った本はざっとながめて20冊はくだらないけれど、読み齧りばかりで、まともに読み終えた本といえば、手嶋龍一の『ウルトラ・ダラー』と池田雄一の『カントの哲学──シニシズムを超えて』くらい。
そのほか『のだめカンタービレ』の最新巻とか草凪優の官能本新旧二冊(『祭りの夜に』と『ふしだら天使』)をだらしなく読み、最近、司馬遼太郎の『播磨灘物語』の第一巻をようやく読み終えたばかり。
この4月以来、新聞にしっかり目を通し、「ニューズウィーク日本版」を毎号かかさず隅々まで丹念に読むようになったりもしたので、日々眺める活字の総量はそれほど減っていないと思う。
けれども、なにしろ読み齧り読み流すばかりで定着するものがなにもない。
だから、書評めいた文章をアップする意欲がわかないし、ぐっときたところを抜き書きする元気もわいてこない。
だったら書かなければいいようなものだが、このままずるずるブログから遠のいてしまうのもちょっと寂しいと思ったので、ウォーミングアップのつもりで書いてみた。