最近読んでいる本──『夢十夜』ほか


 安田登さんの『異界を旅する能 ワキという存在』はほんとうに面白い。


 その安田さんの夢十夜(第三夜)の朗読をユーチューブで観た。とても迫力のある声だった。
 オリオンブックスからでている電子ブック(Kobo版)を買って読んでいる。
 この作品は漱石が謡を本格的に習いだしたときに書いたもので、能そのものの構造をもっているという。


 松岡心平さんの『能の見方』(角川文庫、Kobo版)と夢野久作の『能とは何か』(青空文庫Kindle版)も読んでいる。
 松岡さんの本は『宴の身体──バサラから世阿弥へ』と『中世芸能を読む』が常備本。
 夢野本は書肆心水の『夢野久作の能世界』のホームページにあるPDFファイルでも全文読める。