Web評論誌『コーラ』44号のご案内
◆Web評論誌『コーラ』44号のご案内(転載歓迎)
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- PDF版『La Vue』No.4(2000/12/01)<ペーパー版からの復刻です>
書物受難の時代 福嶋 聡
シドニーは燃えているか 山口秀也
横に立つ 桃田のん
言葉という原罪 森ひろし
ほか
(Webに続く)
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- 連載:哥とクオリア/ペルソナと哥●
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中原紀生
■私的言語の生成とその受肉
前章で、私は、「梵我一如」の構造をめぐって、永井均氏の議論を踏まえ次
のように定式化しました。
【Ⅰ】〈 〉=〈私〉:「そもそもの初めから存在する(=それがそもそもの
初めである)ある名づけえぬもの」すなわち〈 〉が、開闢の「あとから」他
のもの(たとえば他人)との対比が持ち込まれて〈私〉と名づけられる。ある
いは梵(〈 〉)と真我(〈私〉)の合一。
しかし、この、科学的・歴史学的な客観的事実を超えた「超越的な存在」を
めぐる等式は、やがて「世界にはたくさんの人間が並列的に存在し、それぞれ
に自我があるというような、通常の平板な世界解釈」のもとでとらえられるよ
うになります。すなわち、次のようなかたちで。
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- 連載「新・玩物草紙」●
ふたつの漱石論/夜の橋を渡るひと
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寺田 操
ふたつの漱石論
洗濯物を干しながら耳がキャッチしたコマーシャルは、《智に働けば角が立
つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。》
―夏目漱石『草枕』だ。何度も読み何度も躓く原因はどこにあるのだろう。物
語として読まれることを拒んでいる? 文学批評的? しっかり覚えていて口
にでるのは、智に働けば…冒頭の文である。『吾輩は猫である』から数多くの
漱石本を読んできたが、趣を異としていたのが「『草枕』だった。
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- Web論考アーカイブ(リンク集)●
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ネット上のWeb論考を編集部の判断により、適宜このサイトにリンクすること
を企画いたしました。読者各位のお役にたて れば幸いです。
いずれ論考数が増えてくれば、テーマ別に再編集する予定です。
(Webに続く)
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