Web評論誌『コーラ』44号のご案内

◆Web評論誌『コーラ』44号のご案内(転載歓迎)

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  • PDF版『La Vue』No.4(2000/12/01)<ペーパー版からの復刻です>

  生命学者の森岡正博さんに聞いてみよう   森岡正博

  書物受難の時代   福嶋 聡

  シドニーは燃えているか   山口秀也

  横に立つ   桃田のん

  言葉という原罪   森ひろし

  ほか

  (Webに続く)

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  第62章 純粋経験/私的言語/アレゴリー(その3) 

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  第63章 純粋経験/私的言語/アレゴリー(その4)  

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  中原紀生

  ■私的言語の生成とその受肉

  前章で、私は、「梵我一如」の構造をめぐって、永井均氏の議論を踏まえ次

 のように定式化しました。

 【Ⅰ】〈 〉=〈私〉:「そもそもの初めから存在する(=それがそもそもの

 初めである)ある名づけえぬもの」すなわち〈 〉が、開闢の「あとから」他

 のもの(たとえば他人)との対比が持ち込まれて〈私〉と名づけられる。ある

 いは梵(〈 〉)と真我(〈私〉)の合一。

  しかし、この、科学的・歴史学的な客観的事実を超えた「超越的な存在」を

 めぐる等式は、やがて「世界にはたくさんの人間が並列的に存在し、それぞれ

 に自我があるというような、通常の平板な世界解釈」のもとでとらえられるよ

 うになります。すなわち、次のようなかたちで。

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  • 連載「新・玩物草紙」●

  ふたつの漱石論/夜の橋を渡るひと  

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  寺田 操

  ふたつの漱石

  洗濯物を干しながら耳がキャッチしたコマーシャルは、《智に働けば角が立

 つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。》

 ―夏目漱石草枕』だ。何度も読み何度も躓く原因はどこにあるのだろう。物

 語として読まれることを拒んでいる? 文学批評的? しっかり覚えていて口

 にでるのは、智に働けば…冒頭の文である。『吾輩は猫である』から数多くの

 漱石本を読んできたが、趣を異としていたのが「『草枕』だった。

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 http://homepage1.canvas.ne.jp/sogets-syobo/ronko-archive.html.

 

 ネット上のWeb論考を編集部の判断により、適宜このサイトにリンクすること

 を企画いたしました。読者各位のお役にたて れば幸いです。

 いずれ論考数が増えてくれば、テーマ別に再編集する予定です。

 (Webに続く)

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