『スピノザ往復書簡集』ほか

この春復刊された岩波文庫の『スピノザ往復書簡集』を買った。
仕事帰りに1時間近くかけて三宮センター街ジュンク堂、そごう新館の紀伊國屋三宮駅前のジュンク堂と神戸の大きな本屋を探し回ってやっと一冊みつけた。
やっぱりこのての本は見つけたときに買っておかないとだめ。
スピノザの往復書簡集は人がこの世において人間愛と誠実について読み得る最も興味ある書である。」
これはゲーテの言葉(と解説に書いてあったし、確かにどこかで読んだ記憶がある。でもゲーテのどの作品に出てくる言葉なのだろう)。
前々から「スピノザ式性愛」という言葉が頭に浮かんでいる。
書簡集をじっくり読んで、ついでに『エチカ』も手にとって、いつかこの謎めいた言葉の実質を探ってみよう。
スピノザの哲学を下敷きにした官能小説を書くとか。)
夜、養老孟司玄侑宗久『脳と魂』の前半二章を読む。
1月に買って、第一章「観念と身体」と第四章「脳と魂」を読んで中断していた。
第2章「都市と自然」に仏教は抽象思考だという話題と一神教はエジプトで生まれたという話題が出てくる。